トップニュース【体験レポート】JINS Think Lab(東京 飯田橋)

【体験レポート】JINS Think Lab(東京 飯田橋)

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飯田橋駅すぐの飯田橋グランブルーム29階にある『Think Lab』。みなさんよくご存じのメガネブランドであるJINSが運営するワークスペースです。

現在、平日15時から毎日体験会が開催されており、説明30分とフリーでの利用込みで2時間、研究の成果を取り入れた空間と最新の設備を備えるThink Labをたっぷりと体験することができます。

イノベーションを起こす環境には「知の探索:社外の知に触れるコミュニケーション」(=Co-workする空間)と「知の深化:自らの知を深める最高の集中」(=Deep Thinkできる空間)が必要。Co-Workする場所はあってもDeep Thinkする環境が不足しているのでは、というコンセプトのもとでThink Labは作られており、随所にDeep Thinkするための工夫と知恵が詰め込まれています。

集中する空間へ誘う3つのコマンド(香り、音、緑)

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最初の驚きの体験は、入り口を入って受付までにほの暗い通路にありました。こちらは参道からイメージされており、オリジナルブレンドのアロマで満たされています。ほの暗い参道と香りで「これから集中して仕事するのだ」というスイッチが入るということでした。毎日こちらで仕事をするのであれば、この通路を歩く時間でのスイッチ切り替えが習慣化されるというのもうなずけます。

通路を過ぎ、広がる空間には、やさしい音と緑。ハイレゾ音源による高周波な自然音は肌で感じることができるそう。ここまでの、「香り」「音」「緑」の3つのコマンドでDeep Thinkへのスイッチが完全にONになるわけです。

目的に応じた3種類の席

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Think Labが備える3種類の椅子。それぞれ違った視点や姿勢を持つ机と椅子は、仕事の内容により自由に選べます。中でも一番集中できるという『アーユルチェアー』。仕事時には背もたれややわらかい座面の椅子を邪魔に感じていた私は「コレだ」と思いました。

仕事をする1時間の中でゾーンに入れるのは通常は8分程度(JINSの通常のオフィスの場合)、ThinkLabだと倍の約16分という調査結果もあるとか。ここでは、ふと集中が途切れた時に聞こえてくる水音で何とも言えないリラックス感を味わうことができます。Think Labの1時間は緊張と緩和の幅が広いと感じました。

JINSが見せるオフィスでの視覚

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3種類の席は、前後3列に並んでいます。一番前の席で目の前に広がるのは、高層ビルとビル間にある緑。都会でも地方でも、緑は私たちを癒してくれます。3列は窓向きに配置され、他の人と視線が交わることはありません。また、通常のオフィス空間より明らかに多いと感じる緑は視界の10%ほどで、一番リラックスできる割合だそう。こちらで10%なら、通常のオフィスでは1%にも満たないということでは!?この植物がほどよく視界を遮り、自分以外の動きによる集中の遮断を防いでくれるわけです。また、入り口と出口は違うルートになっており、入ってくる人と出ていく人の視点が交わることはありません。

今回は体験しませんでしたが、JINSMEMEというJINSが開発した集中を計測するメガネ型のデバイスを用い、様々な空間での研究を行うことで、最も集中に最適な環境を見つけ出しています。

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あっという間の体験時間ではありましたが、このレポートのほとんどはThink Labでの集中した時間のなかで仕上げることができました。

すべてを取り入れることは難しいかもしれませんが、みなさんも最先端のオフィス空間を体験することで、音、香り、明るさ、緑、視線、机イスの何か一つでも参考にし、オフィス作りのみならず、在宅やリモートなどのテレワーク中の環境づくりにも役立ててみてはいかがでしょうか。

(いずみ)

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