トップニュース【参加レポート】2019年度産官学連携セミナー(主催:テレワーク推進フォーラム)

【参加レポート】2019年度産官学連携セミナー(主催:テレワーク推進フォーラム)

令和元年11月5日(月)お茶の水ソラシティホールにて、テレワーク推進フォーラム主催の『産官学セミナー』が開催されました。

本セミナーは、日本のテレワークの普及・推進をリードする官(総務省、厚労省、経産省、国交省)、東京都、テレワーク学術分野、産業界が一堂に集う、大きなイベントです。折しも、11月はテレワーク推進フォーラムの主唱により行われるテレワーク普及推進施策の1つである『テレワーク月間』ということもあり、たくさんの方が参加されていました。

会場の様子
(開会前の会場の様子)

冒頭、宇治会長から、大変な被害をもたらす台風が本夏は相次いだこともあり、BCPの観点からもテレワークの導入を前向きに考えてもらうきっかけになればとの話がありました。

続いて、産業界からは下記の発表がありました。

  • 制度導入からが本番!全員テレワーク活用組織の取り組み事例(パーソルプロセス&テクノロジー株式会社)
  • 顔認証技術でつなぐテレワークによる雇用機会創出(キヤノンITソリューションズ株式会社)
  • Work×Vacation×Learning~ラーニング型ワーケーションの提案(株式会社日本能率協会マネジメントセンター)

いずれの発表からも、ICTの進歩により、急速に時間や場所を選ばずに働ける環境が整ってきていることが伝わってき、テレワーク導入への技術的なハードルは相当低いと感じられました。

次に、学術分野の発表として、テレワーク学会長で、明治大学名誉教授の市川宏雄 氏による「テレワークのアウトカムとは何か」という、非常に興味深いテーマのご講演がありました。市川教授は都市計画がご専門ということで、コワーキングスペースを例にお話を進められていましたが、テレワークの推進に関わる私たちそれぞれの観点で考えていかなければならないテーマであると思いました。

最後の発表として、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省のテレワークを推進する中央省庁と、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて整備を進める東京都が壇上に上がりました。各省庁、都ともにテレワークを推進していますが、それぞれ担当分野があり、また目標もそれぞれに持ちながらも、一つの大きなゴールである来夏にむけての動きを加速しているようでした。

会場後部に設けられた資料スペース
(会場後部に設けられたテレワーク関連資料スペース)

産官学セミナーはテレワークセンター徳島から去年に続いての参加になりました。本年度は一層、参加者や登壇する企業などからテレワーク関連の業界の盛り上がりが感じ取ることができました。首都圏では、大企業を中心としてテレワークの導入が進み、またテレワーク関連のセミナーの参加者数からもテレワーク自体への関心の高さがうかがえます。徳島でも、テレワークセンター徳島ができて5年たち、導入には至らずもテレワークという働き方への理解は広がってきています。

テレワークセンター徳島では、従来のテレワーク相談やテレワークツールの紹介に加えて、出張セミナーもスタートしました。テレワークと言ってもどこから手を付けたらいいのかとお悩みの企業の皆様はまずはこちらの出張セミナーをご利用いただければと思います。

(いずみ)


産官学セミナーの配布資料は公式サイトにありますので、ご参照ください。※公開終了の場合があります。予めご容赦ください。

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