ハイブリッドワーク時代の社内コミュニケーションの環境整備
ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを選択して働くワークスタイルです。
より自由で効率的な働き方として一般的になりつつあります。
しかしながら、ハイブリッドワークによって働く場所や対面できる時間がばらけた結果、それぞれが適切にコミュニケーションを取れないケースも出てきます。協働意識が醸成しづらく、コミュニケーションには今まで以上に工夫が必要です。
令和5年に徳島県内事業所に行った「働き方改革支援のためのアンケート」では、テレワークを導入しなかった・できなかった理由に「社内のコミュニケーションに支障があるから」と回答する企業も一定数存在していました。
(テレワークセンター徳島 働き方改革支援のためのアンケート調査結果_記述統計より)
働く場所や対面できる時間がばらけると、こんなことが気になりませんか?
- ちょっとした会話が減る
- ランチや飲み会での交流が減る
- 場の雰囲気をつかみにくい
- 発信・発言への反応がつかみにくい
様々なテレワークツールと、年代によって異なるコミュニケーション課題
今ではテレワークが一般化し、便利なツールも増えてきています。代表的なコミュニケーションツールには、インターネットを使った会議システム、メール、チャット、グループウェアなどが挙げられます。
また、テレワークやハイブリッドワークにおいて仮想オフィスの利用も増えています。
仮想オフィスは物理的なオフィス空間を再現し、オンライン上でコミュニケーションや業務を行うためのプラットフォームです。仮想オフィスでは、バーチャルの空間に集うことで、離れていても隣の席の同僚に話しかけるような気軽なコミュニケーションをとることができます。
しかしながら、年代によってコミュニケーションに関しての課題やツールの利用に差がでてきます。
20代・30代では、孤独感や疎外感を感じやすく、お互いの仕事が見えないことで質問しにくい・仕事が頼みづらいという悩みを持つことが多く、自分がどう映っているか不安を感じる傾向にあります。
一方管理職となる40代や50代では、部下の状況が見えにくいことや、チームでの一体感がでにくい、相談しにくいと思われていないか不安など、マネジメント上でのコミュニケーション課題を感じるケースが多くなります。
また、ツールの利用にも年代による違いがあります。サイボウズチームワーク総研「テレワークのコミュニケーションに関する調査」によると、20代・30代ではチャットによるコミュニケーションが50代・60代よりも多く、メールや電話の利用については20代は特に少ないという結果でした。ツールの利用において世代間ギャップが存在するようです。
(出所:サイボウズチームワーク総研「テレワークのコミュニケーションに関する調査」)
テレワークの導入・定着のためのツール利用のコツ
テレワークを導入し定着させていくには、年代に関わらず全員にテレワークツールを利用してもらうことが大切です。
そのためには、ツールを利用することをルール化したり、勤怠管理と紐づけたりする方法があります。
自社にあったツールを利用して、すべての社員が利用できるような工夫を施すことで、コミュニケーションの課題や情報共有の課題を乗り越えて行きましょう。
テレワークセンター徳島ではテレワークツールの選定に関してのご相談も受付ています。
自社サービスや製品などをもとにしたITやノウハウの支援を行う「テレワークサポーターズ企業」とのマッチングも行っております。お気軽にご相談ください。
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